「上機嫌は人間の第一の義務」
この言葉は2~3年前に雑誌で知り、いい言葉だなと印象に残っていました。坂東眞理子さんの記事だったと思います。
ふと思い出したので調べてみると、プレジデント2019年8月号の中で、坂東真理子さんが執筆した記事でした。
フランスの哲学者アランの「上機嫌は人間の第一の義務」という言葉は、私のモットーです。とりわけ年をとったら、意識して「上機嫌」でいることが大切です。
(プレジデント2019年8月号 /プレジデント社 より)
なるほど「幸福論」で有名なアランの言葉だったようです。調べてみると、幸福論の中に上機嫌という項目がありました。
「たまたま道徳論を書かなければならないとすれば、わたしは上機嫌ということを義務の第一位に置くだろう。」
(アラン「幸福論」 宗左近 訳 /中央公論新社 より)
上機嫌でいることは義務だ、と強い言いかたをしているところが気に入りました。
坂東さんは、意識して自分の機嫌をよくすることで周りに人が集まってくると言います。そして、上機嫌でいることで一番励まされるのは自分だと言っています。
医学的にも笑うことは良いことだと聞きます。それはつくり笑顔であっても効果があるといいます。意識的に上機嫌でいることで多くの恩恵が得られるでしょう。
締切り間際で問題が起こりイライラして当然の場面で、尊敬する上司が、鼻歌を歌っていたのを思い出しました。
人間は一人では生きていけません。自分に対する戒めの言葉として頭に置いておきたいと思いました。